『アフリカのへそ』

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2007年 05月 10日

この3週間

ママ・ローズがロンドンに行ってから、毎日家のことばかり考えている。
ネーマのこと、少なくない出費のこと、この問題児をママが帰ってきたらどうするだろう?
ネーマの病気のこともある。
腹痛で病院に連れていったら、結果はUTI(尿道感染)。
薬による治療だが、4~5日で治るものでもない。 どうやら思ったより時間がかかるらしい。
その2週間後にはマラリア。 モロゴロですでに感染していのか、アルーシャに来てからなのか。
とにかくネーマの治療代とタクシー代ですでに5万シルは使った。
UTIは薬が切れたら、また連れて行って尿チェックしなければいけない。 
治っていなければ薬治療の続きだ。

食費や生活費も飛ぶように消えていってる。
食べ盛りの14歳、20歳、33歳がいるから当たり前か。
それにしても私とママの2人だけの時の3倍くらいの早さで、ものが消費してる気がする。

ママがロンドンに行ってから、これらの出費は90%私の負担になってる。
「ケロシンオイルがないよ」「トマトがなくなった」と言われて、「わたしもお金ないよ」と言い返す。
するとカドゴが少しは買ってきてくれる。
けど彼女も働いているけれど、そんなにお金があるはずない。
そもそも(ママが)頼んで、私たちのために来てもらってるのだからカドゴに出費させるわけにはいかない。

さっきはご飯がまだ残っているのに、ウガリを作っていたネーマをまた叱るはめになった。
「主食は1日1品って言ったでしょ。 前に作ったのが無くなったら次のを作るの。
それともトマトや米が無くなったら、あんたが買ってくるの?」
言いたくないが、こんな嫌味も言わないと彼女には伝わらない。
自分で買い物していないので、何にいくらかかっているかなど、彼女にはイメージできないのだ。


電気代も節約しないといけない。 1ヶ月前、TANESCOが電気代を値上げしたからだ。
不便は承知だが、電子クッカーと湯沸かしポットを使うのを止めた。
ところが先々週、学校が休みのジョシュアとサラ、そしてウィニーが1週間滞在したとき。
おそらくウィニーの部屋に隠してあったのか、誰かが湯沸かしポットを使い始めた。
キッチンに置いてあれば皆が使う。
ウィニーにもできれば使って欲しくなかったが、彼女はママが最も信頼している人で、ママ不在時には彼女がこの家のボス。
なんとなく言いそびれたまま、やがて3人ともナイロビに帰っていった。
明るく元気なウィニーがいつもは好きだけど、今回ばかりは心から彼女を歓迎できなかった。


ウィニーが来るまでの2週間、問題児ネーマにカドゴと2人で手を焼きながらも、少なくない出費にトホホと思いながらも、なんとかこの家の生活を規則正しいものにしてきたつもり。
だがネーマと同じ年頃のジョシュアとサラがやってきて、ネーマが家事をしている傍らで昼間は(たぶん)テレビを見ながらごろごろ。
「ネーマにあげるのは本当に必要な物だけにして。 特に洋服はいっぱい持ってるみたいだから、もうあげないでね」
とカドゴに言い聞かせた。
ある日ネーマが見たことのない綺麗な服を着ていたので、聞くとウィニーにもらったという。
(はぁぁぁぁ~~~あ)
これではネーマのリズムも狂う。

ムっときたのは、ネーマがマラリアになったとき。
仕事の後ジムに行って8時過ぎに帰ると、ネーマが「喉が熱い」という。
触ると喉が熱を持ったように熱かった。
ウィニーに「ネーマの具合が悪いから、今から病院に行って来るよ」というと、
「こんな夜中に行くの? 明日じゃダメなの? 大体なんであなた、その子をそんなに何度も病院に連れていかなきゃいけないの?」
と娘と2人でテレビを見ていたウィニーが言う。

カチンときた。 こんな夜中に? あたしだってこんな夜中に行きたくないよ。
けど、この子が具合悪いのにも気づかずに、あんたはずっとテレビ見てたでしょ。
「熱があるのよ。 あたしは医者じゃないから、何をしたらいいのかわからない。 手遅れになってからじゃ遅いでしょ」
するとウィニーはネーマを診察し始め、
「熱があるからパナドル飲んでおけばいいんじゃない。 それと喉の皮膚病は、きっと~菌だよ」

こうして自分で勝手に判断して、勝手に薬を飲む人はここでは多い。 そして間違ったまま病気が酷くなるのもよくある。

病院に行く必要があるのかどうか、もう一度ネーマに聞いた。
「Ni lazima(必要だよ)」
結果はマラリア。 行っておいてよかった。 マラリアは早期に薬を飲めばすぐ治る。
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by KilimanjaroID | 2007-05-10 04:44 | Africa-Arusha


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