『アフリカのへそ』

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2004年 07月 22日

「マイ・ライフ」 by 綾戸 智絵

ふー。 毎日お暑うございます。


ひさびさのブックレビューは綾戸 智絵。
この人のことをbookカテゴリーに入れるのは、どうかって感じですが
本のレビューなので、許してちょんまげ。 
すっごいライブ行きたいミュージシャンの1人です。
いやもうおもろい。 すごい。ほんまに。
たまたま本屋のレジで支払いしてたら、真下に積んでありました。
「買うてー。 読んでー。」 
智絵ちゃんのそんな声が聞こえてきそうなほど、
本からオーラが出てました。

いわずと知れた、ノリ一発のおばさんジャズシンガー。
メジャーデビューは40歳と遅いけど、じつはティーンのころからもう
歌って、弾いて、歌って、歌って歌いまくってきた人なんです。
でも「デビューまでは長い下積みでした」なんて風じゃ、ぜんぜんない。
歌うのが大好き。 みんなに喜んでもらうのはもっと好き。
お呼びがかかるたびに、ただ歌ってきた。
そしてデビューの時が自然にきた。 そんな感じ。 

明日のことは考えず、今日をめいっぱい生きよー。
生きること。 命があること。 とにかくこれが大事。
じつはガンとの闘病、声が出なくなるなど
数々の障害にぶち当たったりもしてるのですが、
ぜんぜん悲壮な感じじゃない。
悲しんだってしょうがない。 落ちこんだって、良くなるわけでもない。
とにかく頑張る。 頑張ったら~。

そんな彼女が病気以上に苦しく辛い想いをした
エピソードが書かれていました。 

底抜けに明るい綾戸はどこでも人気者。
そんな彼女の才能に嫉妬したピアニストが、綾戸をイジメるんです。
それもステージ上で、お客さんの前で。
綾戸のライブなのに、彼女が出る前から勝手にバンドが演奏を始めてしまう。
やっと彼女がステージに出ても、バンドの演奏が歌のサビにこない。
彼女に歌わせまいと、バンドの演奏はえんえんと続く。
嫌がらせをしてるのは、ピアニストなんだけど
ベースもドラムも、ピアノコードに従わないわけにはいかない。
まるで「俺が主役だぜ」といわんばかりに、彼は徹底的に綾戸に歌わせない。
それでも彼女はステージに立ちます。
12日間のツアーは、毎日が針のムシロのようなステージ。

イジメの理由は、本に書かれてます。
私はこのエピソードを読んで、
「なーるほど。 ミュージシャンはこーやってミュージシャンをイジメるんだあ」
とみょーに感心しました。
だって歌手にとって、これほど辛いことはないよ。
そしてそれまで、数々の苦難を乗り越えてきた綾戸を
この時いちばん「がんばれ、負けんな智絵ちゃん」
と読みながら応援してしまいした。

この本は読むヴァイタミン。 ぜったい元気が出る。
ひさびさに彼女が歌う「ニュゥヨォ~ク、スティトゥ'ブ マァ~ア~イン」
を聞きたくなった。
CDかけたら、げっ回らん。 機械がボロでCDが回らーん。
もー! このバカラジカセ。

by KilimanjaroID | 2004-07-22 21:25 | Book


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