『アフリカのへそ』

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2009年 03月 06日

百聞は一見にしかず

日本に来て2ヶ月と少しがたちました。
息子は明日で1歳です。
私は食べ物が美味しくて、タンザニアで肥えた体をさらに肥やしつつあります。
夫くんは2月からレストランでキッチンスタッフとしてアルバイトを始めました。

いま私たちが住んでいるのは、横浜にある私の父の家。

夫くんはスローながらも自分なりに日本のことを勉強しようとしている。
仕事から帰るとラップトップを開いてネットでまず国際ニュースのチェック。
アル・ジャジーラやタンザニアのRaia Mwemaなどのニュースのサイト。
そして今、はまってるのがYou Tube.

You Tubeからオウム真理教団の地下鉄サリン事件や、昨今の派遣切りや外国人ワーカー切りのニュースなどを見ている。

昨日はこんな事があった。
「いまYou Tubeで見たけど、日本って大変なことがあったんだね!!(すごいビックリした様子)」
「なにがさ」
「妊娠した女性が救急車で病院を15ヶ所も拒否されたあげく死亡したなんて!!!」
「ああそれ? そうだよ。 日本ってのは妊婦や小さい子供には冷たい国なの。 子供を産んだり育てたりする環境はタンザニアの方がずっとベターだと思うよ。」

「世界で第2位の経済大国の日本でこんなことが起こるなんて。 これがタンザニアだったら、女性が産気づいたらすぐに、マウント・メルー病院(アルーシャの国立病院)へ行けばいい話だよ。」

「・・・・あのさ。 このニュース、たしかアルーシャに住んでたころアナタに聞かせたわよ。 ほら、ロドが妊娠8ヶ月のころ日本へ一時帰国をしようとして、チケットまで予約したじゃない。 
だけど日本の両親から妊婦たらい回し事件のことを聞かされて、
”妊娠8ヶ月で帰国して日本で産気づいたらどーする。 日本での通院記録もない、ましてやアフリカから来た妊婦なんて受け入れる病院はないぞ”
だからキャンセルしたのよ。
アナタ、あの時の私の話ぜんぜん信じなかったわけ? 聞いても耳をそのままスルーっと流れちゃったんでしょ。」

「いや信じなかったわけじゃないけど、経済大国の日本であんな事がどうやって起こるんだ?って思った」

つまり信じてなかったんじゃないか。

百聞は一見にしかず、とはよくいったもんだ。

日本に降り立ったばかりのころ、彼がこう言った。
「まるで自分は火星から来たみたいだ。 ボクの国は今の日本から1世紀は遅れてる。」

オーイエース。 この国は底なしワンダーランドさ。

これからもがんばって日本を勉強してねん。
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by KilimanjaroID | 2009-03-06 00:45 | にっぽん


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